いい感じで積もっています!(理科の勉強室)
2020.11.10
今朝スタッフに電話してみると、徹夜に近いはずなのに、なんとも声が元気!どうやら降雪は上手く行っているようです。

さて、スノーマシンについて語ろうとすると、理科の勉強をし直さないと理解できないことばかり(笑)です。たとえば凍るように冷たい水がパイプを通ってくると意外に水温が上がっていて驚きます。理由はポンプで水に圧力が加わるため。そして、スノーマシンで空気と混合して拡散する瞬間、水温は一気に低下して結晶化します。
スノーマシンで雪を作るには気温は重要ですが、もうひとつ大切なのは湿度。冷たい雨が降るような気温3℃湿度97%だと「湿球温度」は+2.8℃にしかなりませんが、湿度30%なら−1.7℃。十分に降雪可能というわけです。昨晩の横手山はそもそもスタート時に気温が−4.1℃でしたし、その後晴れていた瞬間は湿球温度は−8℃以下になっていましたから、全く問題ありませんでした。
…とはいえ、書いている本人も半分くらいしか理解していない理科の勉強はここまでにして、意外な小トラブルも書いておきましょう。

横手山・渋峠スキー場が主に導入したのはフランス製の高性能コンパクトなタイプ。圧雪車でピックアップして移動できます。ところが…外国製だと、それこそパイプからジョイント部品まで船で運ばれてくるんですね〜(そこは国産でよくない?w)。いざ、ポンプ室とジョイントしようとしたらボルトが足りない!サイズが違う!(外国製アルアル)。しかし、樫山スノーテックさんやスノーソリューションズさんが必死になって調達することで散雪1日遅れでなんとか間に合いました。万が一のことを考えて自走式スノーマシンも手配しましたが、高性能マシン+天然雪ブレンド!スタッフの声も明るくなるわけです(笑)
今の時点ではわざと水分を多くして散雪しています。水分は下に落ちたところで氷点下の気温で固まり、春まで堅固な雪の地盤となってくれます。そして水分の抜けた上部は少しずつサラサラになっていきます。落ち着いたら雪質を変えて打ち続けます。
11月10日昼すぎ、スノーマシンによって膝〜腰の積雪になっています。届かない場所には「伸ばしていく」作業も並行して行うとのこと。期待できそうです!
11月14日(土)、横手山・渋峠スキー場オープン! GoToキャンペーンが使える宿泊パックでどうぞお越しください。公式サイトにエリアのホテルが紹介されていますよ!
13日の試走会招待は、本日20時に締め切る予定です。急いでね〜