志賀高原は新緑の季節です①
2021.05.31
標高ってすごい。標高2152〜2307mの志賀高原渋峠スキーエリアは、まだ雪が残っていましたが、100m降りるごとに季節は目まぐるしく変わります。
ネマガリダケを使った料理(特製鍋焼きうどん など)で有名な山本荘さんが今年の採集を始めたというので、どのあたりで採れますか?と聞いたところ「まだまだ下のほうだよ」と。「だって山本荘のあたりはほとんど芽吹いていないでしょ。ササだって同じ。芽が出るから採れるんですから(笑)」と。(※今年の志賀高原でのネマガリダケ採集は、宿泊者を除き禁止となっていますのでご注意ください→こちらをご確認ください)
たしかに5/30の山本荘前(標高約1810m)は寒々としていましたが、1685mの志賀パレスホテル付近からは芽吹きがはっきり。1630mの木戸池キャンプ場付近ではご覧の通りです。
「今年は早いです。例年だと6月から芽吹くイメージなんですよ」と志賀パレスホテルの高瀬常務。「パレスホテルの前にある前山を上ると前山湿原と渋池があります。これからの季節最高ですよ。一緒に行きましょうか」

…上るのは次回にして(笑)標高1610mの田ノ原湿原にお邪魔しました。志賀草津高原ルートから見え、駐車場があり、少しだけ下るだけなのでラク(笑)。木道が新しくなって歩きやすいです。この「田の原」は、幕末の偉人佐久間象山に由来します。当時すでに朱子学者・砲術家として知られていた象山ですが、信州松代藩士として佐野・湯田中・沓野の三村利用掛でもありました。志賀高原で鉱山開発などの調査をしていたとき、この地の温泉を利用しての水田開発を思いついたとか。たしかに志賀高原のゲンジボタルも温泉だから生息していると言われますからね^^
さあ、②はとっておきの山の幸の話。美味しいよ〜。その前にこちらをどうぞ。