変わる志賀高原! 噂のパルスゴンドラ工事現場をチェック!

2020.06.30

志賀高原で最も標高の高いのは横手山頂2307mですが、では低い場所はどこでしょう? 湯田中から上がってくると最初に目にするサンバレースキー場と思う人も多いでしょうが、じつはジャイアント、ブナ平、西館スキー場が集中する「河原小屋地区」で標高約1330mです。

山の上に見える建物は「志賀高原山の駅」

このジャイアントと、志賀高原山の駅を結ぶ全長約400m標高差約150mの新しいゴンドラができます。日本では姫路セントラルパークや、ニセコビレッジなどにしかない珍しいタイプの「パルスゴンドラ」です。山麓駅はジャイアントペアと隣接する場所に設置されるそうです。すでに木が伐採され、山の駅が見えますね。

通常のゴンドラ(自動循環式)は搬器の握索装置が自動で作動し、発着場所だけ低速のケーブルに乗り換えますが、パルスゴンドラは通常のチェアリフトと同じケーブル構造(固定循環式)です。ゴンドラ乗降時は低速にする必要がありますから、ケーブル全体の速度を調節するので「パルス=脈動」するゴンドラというわけです。乗車人数を稼ぐために写真のようにゴンドラが2つ以上連なるのもパルスゴンドラの特徴です。連なるゴンドラが2群ならば乗降タイミングは同じですが、4群になると2組は空中で速度が落ちることになり、パルス感が出ます。

ジャイアント山麓と山の駅を結ぶとこんな感じでしょうか

これまでは一の瀬や焼額などに宿泊のお客様が横手山・渋峠スキー場にバス移動しようとすると、山の駅でのバス乗換待ち時間が発生していました。これからは東館・西館を滑り降りてこのパルスゴンドラを利用し、山の駅でバスに乗れば横手山・渋峠スキー場にも無駄なくお越しいただくことが可能になりますネ!

昨日の横手山頂から展望をどうぞ。明日7/1(水)7/2明後日(木)の天気は良さそうです!パルスゴンドラの正式発表はこちらをごらんいただくとして、志賀高原の新しい動き。ちょっと楽しみなニュースでした。※パルスゴンドラについての解説は一般的なものです。