Mt.Yokote Art of Nature ❷雲と光の交わる瞬間
2022.02.21
太陽のチカラは強大です。寒さが厳しいと感じるときでも日の出とともに体感気温は確実に上昇していきます。その太陽の光が様々な自然現象を横手山を舞台に生み出していきます。ちょっとご紹介しましょう。まずは珍しいブロッケン現象から。

山麓からは曇り空に見える日でも2307mの山頂では快晴の時もあります。足下に広がる雲海と、それを照らして消していこうとする太陽光。山頂に陽が昇ると雲と太陽の織りなすドラマが始まります。
満天ビューテラスから雲海に浮かぶブロッケン現象を見ることができました。影は第3スカイトリプル駅舎(クランペットカフェ&満天ビューテラス)です。ドイツのブロッケン山に由来するこの現象は、背後から差し込んでくる太陽光が雲粒によって散乱、見る人の周囲の影が虹と似た光の輪となって現れるのだそうです。頭上には適度に水分が残る青空、足下には雲海、そして背後から影ができる角度が揃わないと見ることはできません。

急斜面を上がる第3スカイペア。怖さを我慢して背後をのぞくとこんな景色を見ることもできます。思わずドキリとする足下には人の営み(2307スカイカフェの小舎と閉鎖された国道292)が浮かび上がっていました。スカイレーターは雪に埋もれて見つけることはできません。ロングダウンヒルを楽しめる第2ゲレンデが雲の中に消えていきます。
こんな横手山の冬の大自然風景を楽しむにはいちばんは、スキーやスノーボードですが、その他の方法もございます。日中でしたら「おこみん号」(天候によって運行のため要当日スキーセンターあかりにて予約 0269-34-2600)、夕方〜夜間なら「スノーモンスターナイトツアー」です。

