温泉掘削?噂の渋峠現場を調査!

2020.06.25

5月のスキー場再開以降、渋峠駐車場に停めているお客様から質問された「あれは温泉掘っているんですか?♨いいな〜♨」という質問or願望?にお答えします!現地から報告です(笑)

2本の塔の間に見えるのが渋峠ホテルと渋峠エリア

答えは、「火山観測装置を埋め込むための掘削」! なぜ2本あるかというと、左は試掘なのだそうです。その結果によって本坑を掘り進めるのだとか。

上は地下67m〜69mから取りだしたサンプルで、下は79m〜81mのサンプル。上は砂岩や泥岩ぽいですし、下は火山性の玄武岩のように見えましたがさて?

ご存じのように、草津白根山は噴火警戒レベル2(火口周辺規制)が続いています。渋峠ホテルは直線で2.5km付近にあり、ここにはすでにGNSS(全地球航法衛星システム)が装備されています。さらに地震計と傾斜計を地中深くに設置することで、火山性地震や火山性微動、山体の変化をとらえ、火山活動の評価を行うのだそうです。こうしたデータの蓄積で、安全に志賀草津高原ルートを通れるようにと願うばかりです。

温泉♨の夢は潰えてしましましたが、なんだかすごいですね〜。