梅雨末期の豪雨にご注意ください
2020.07.07
2307mの横手山頂から見る雲の流れはダイナミックで、魅力的です。しかし今日のように日本全国で警報が流れている状態では、心配ばかりしてしまいます。気象情報に気をつけて、どうか安全にお過ごしください!
長野県は昨年秋、台風19号による大水害を経験しました。その傷跡はいまも各地に残っています。このときの決壊調査では、国管理河川の12か所・県管理河川の128か所(信越・関東・東北)で堤防決壊が起き、その86%が越水が原因とされています(国土交通省調べ)。堤防の多くは(堤防の川側表面がコンクリートに覆われていたとしても)本体と裏側は土のため、越水が起きると裏側からえぐられて決壊に至ることが多いのです。
近年の集中豪雨が多発する現状では、ダムと堤防によって計画水位以下を維持することが難しい場合もありますから、越水を想定した堤防対策が必要になると分析されているようです。
しかし、国と自治体が管理する堤防はなんと15万3000kmにも及びます。どの対策を行うにしてもすぐに解決するものではありません。私たちにできることは、情報を入手し、いち早く避難することしかありません。どうか安全を確保してください。そして晴れて暑い夏、キンキンに冷えたスノーモンスターの冬に、横手山にあなたの笑顔を見せに来てくださいね!
