2500kmの彼方から!志賀高原を舞う蝶に見とれる夏

2020.08.04

渋峠から横手山頂に向かう時に見かけた鮮やかな蝶(意外とあちこちで見つかります)を紹介しましょう。驚異のミラクル移動をする蝶として知られていアサギマダラです。春、沖縄や九州から北上し、夏を本州の高原などで過ごしたのち、秋には新しい世代が南を目指して旅をすると言われています。なんと和歌山県で放たれたアサギマダラが約2500km先の香港で捕獲された記録が残っています。彼(この個体はオスです)も、どこかから上昇気流に乗って常涼(とこすず)の横手山に避暑に来たのでしょうか。

さて、次は孔雀のような鮮やかな目玉状の紋をもつクジャクチョウです。羽根を閉じると地味な茶色なのですが、開くとご覧の通り。成虫のまま越冬することで知られています。どうやって氷点下20℃以下になる横手山エリアで過ごすのでしょう? 山頂直下で見かけました。

スカイレーター→スカイリフト→山頂散策→渋峠ロマンス→シャトルバスで巡る「ぐるっと横手山」。横手山頂は、これから短い夏。お盆を過ぎると季節はあっという間に秋へ。短い夏の生きものたちの活発な営みを発見する(というかそこかしこに舞っていますが)旅もきっと素敵ですよ!